
IT業界はこれからの時代を支える重要な分野。
未経験でも、きちんとした学びを得られれば大きなチャンスが待っています。
特に10代から20代の方、第二新卒者や既卒者、就職浪人中の方、フリーター、ニート、大学中退者、そして転職を考えている方々におすすめなのが「職業訓練」です。
「学ぶだけで就職が見込めるの?」と思うかもしれません。
でも、実際に多くの人が職業訓練を経てIT業界へ飛び込んでいるのです。
では、その内容を詳しく見ていきましょう。
未経験者がIT業界を目指すなら職業訓練!その理由とは?
職業訓練とは、未経験者でも安心して学べる実践的な教育プログラムのこと。
6ヶ月という短期間で、必要なスキルを集中して学べるのが特徴です。
学べるスキルには以下のようなものがあります。
これらのスキルはすべて、企業の現場で必要とされるものばかり。
実践的で効率的なカリキュラムなので、初心者でも安心です。
メリット1:受講料負担ゼロで学べる
多くの人がスキルアップを目指す際に悩むのが費用の問題です。
特に民間のプログラミングスクールでは、6ヶ月間の受講で50万円から100万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
一方、職業訓練では公的支援により授業料が無料となっており、初期費用を気にせずに受講を始めることができます。
なぜ無料で受講できるのかと言えば、職業訓練が国の施策の一環であるためです。
この制度は、雇用のミスマッチを解消することを目的としており、求職者が必要なスキルを身につけ、即戦力として活躍できるよう国が力を入れて推進しています。
費用が無料だからといって内容が劣るわけではありません。
IT業界での実務経験を持つ講師が指導にあたり、現場で必要な技術や知識を丁寧に教えてくれます。
未経験者でもわかりやすいカリキュラムが用意されているため、初めてでもしっかりとスキルを身につけることが可能です。
メリット2:失業保険を受給しながら学べる
職業訓練のもう一つの大きな利点は、失業保険を受給しながら学べる制度であることです。
新しいスキルを学ぶために時間を割くと、どうしても収入が途絶えてしまう不安がつきもの。
しかし、職業訓練中は失業保険を受け取れるため、生活費を確保しながら勉強に専念することができます。
また、失業保険の受給中は、通常は、毎月ご本人がハローワークで手続きを行う必要があります。
しかし、職業訓練を受講している期間中は、訓練校が失業保険の手続き(認定)を代行してくれる場合が多いため、訓練に集中できます。
さらに、上乗せの給付金や交通費の補助もあります。

手続き代行や失業保険の延長支給などは、訓練コースや失業保険の状況によって違います。
詳しくは職業訓練を【受講指示】で受ける条件と5つのメリットを徹底解説を参考にして下さい。
メリット3:給付金制度でさらに安心
もし失業保険の受給資格がない場合でも、条件を満たせば職業訓練受講給付金を受け取ることができます。
この制度は、訓練期間中に毎月10万円と交通費が支給され、生活費を補助する仕組みです。
受給にはいくつかの要件がありますが、条件を満たせば収入がなくなる不安を感じることなく、訓練に集中することが可能です。
職業訓練受講給付金の詳しくは職業訓練受講給付金をわかりやすく解説|条件や手続きの流れは?を参考にして下さい
このように、
「新しいスキルを学びたいけれど、費用や生活費が不安…」
という方でも、安心して挑戦できる環境が整っています。
職業訓練の申込手順:どうやって始めるの?

1. ハローワークでの相談からスタート
職業訓練の申し込みをするには、まず最寄りのハローワークに行って相談することから始めましょう。
ハローワークの窓口では、職業訓練の概要や受講できるコースについて説明を受けられます。
また、自分に合ったコースや就職支援の方法についても丁寧に相談に乗ってもらえます。
全国の職業訓練コースを検索するなら、
ハローワークインターネットサービスから最新情報を検索できます。
2. 訓練コースの選定と申込
自分に適したコースを選んだら、いよいよ受講申込手続きです。
訓練の受講申込は指定された書類を提出して行いますが、必要な書類や申込期限についてもハローワークの職員が詳しく教えてくれます。
受講申込書の提出は、どの訓練コースも最寄りのハローワークになりますが、訓練コースによって受講申込書の様式も違ったり申込みの提出方法が違ったりします。
また、訓練受講申込のタイミングについても注意が必要です。
退職後でなければ申込できない場合や、退職日が確定していれば申込可能な場合など、ハローワークによって取り扱いが異なることがあります。
必ず住所地を管轄するハローワークで詳細を確認しておきましょう。
3. 訓練校の説明会に参加

選択肢をより具体的にするために、興味のある訓練コースを提供している訓練校の説明会に参加しましょう。
説明会では以下の内容を確認できます。
説明会はハローワークや訓練校で開催されることが多いため、日程については事前に確認してください。
3. 選考会を受験
職業訓練の受講を希望する際には、必ず選考会が実施されます。
未経験の分野に挑戦することに不安を感じるかもしれませんが、職業訓練は未経験者が新たなスキルを習得し、再就職を目指す制度であり、初心者であることはまったく問題ありません。
職業訓練の合格対策を徹底解説!選考会での質問・回答例を豊富に掲載で、そのあたりの対策を説明しています。
選考会では、多くの場合、筆記試験や面接を通じて、受講者の意欲や適性が評価されます。

選考会の内容は訓練校によって異なりますが、多く場合は筆記試験と面接です。
一方、面接と作文という場合もあります。
筆記試験の内容も訓練校によって異なりますが、高度な専門知識を問うものではなく、授業を受けるための基本的な学力を確認する程度です。
参考に、ポリテクセンターの出題例はこんな感じです。

面接では、受講への強い意志や学ぶ姿勢、受講生同士との円滑なコミュニケーション能力、そして再就職への意欲が重視されます。
4. 選考結果の通知と受講開始
選考結果が通知されたら、いよいよ訓練のスタート。
合格した場合は、訓練開始までの準備を進めます。
ハローワークや訓練校がサポートしてくれるので、必要な手続きや準備物を確認しておきましょう。
職業訓練に合格するコツとは?
職業訓練で必ず合格を目指したいなら、応募から選考会まで戦略的に進める事が必要です。
職業訓練を受けるためには、まずハローワークで「受講あっせん」を受け、その後、訓練校の選考試験に合格する必要があります。
「受講あっせん」とは、職業訓練が再就職に必要であると認められた場合に、ハローワークが訓練を受ける資格があると認定する手続きのことです。
この認定を受けなければ、職業訓練に申し込むことはできません。
そのため、申込前には必要な準備を整えておくことが非常に重要です。
さらに、訓練申し込み時には、申込書類に求職活動の状況を具体的に記載する必要があります。
この記載内容は、「受講あっせん」の条件を満たすだけでなく、訓練校の選考会では実際に求職活動の詳細が質問される重要なポイントです。
そのため、申込前の段階で十分な求職活動を行い、具体的な実績を積み上げておくことが、選考突破の大きなカギになります。
- 「受講あっせん」の手続きがスムーズに進む
・求職活動の実績がしっかりしていると、必要書類の準備や審査がスムーズに進みます - 訓練校の選考試験で好印象を与えられる
・再就職への積極性が評価されるため、選考試験でも良い結果を期待できます。 - 訓練中の就職活動が効率的に進む
・初期準備をしておくことで、訓練期間中の応募や面接がスムーズに行えます。
求職活動の具体例
〇 求人サイトに登録し、興味のある求人を探す
まずは信頼性の高い求人サイトに登録しましょう。
求人に実際に応募することで、就職活動に対する積極性をアピールできます。
登録がまだの方はこちらを活用してください。
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就職エージェントを活用する
就職エージェントを利用すると、プロのキャリアカウンセリングや履歴書添削を通じて、あなたの強みを引き出し、より魅力的な自己PRや志望動機を作成することができます。
また、訓練中の就職活動を効率的に進めることもできます。
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ハローワークの相談員に相談することで、「受講あっせん」に必要なキャリアプランや志望動機を整理できます。
また、ハローワークでの相談履歴は、訓練応募書類に記載する実績として評価されるため、早めに相談を始めることで選考対策もスムーズになります。
実践的なカリキュラムで未経験者も安心!
職業訓練のカリキュラムは非常に実践的。
たとえば、プログラミングの基礎を学んだ後、チームでの開発演習が行われることもあります。
これにより、実際の現場でどのようにプロジェクトが進行するのかをリアルに体験できます。
また、学ぶ内容は最新の技術に即しているので、企業が求めるスキルを効率よく身につけられます。
言語としては、PythonやJava、Web開発に役立つHTML、CSS、JavaScriptなどを学ぶことが一般的。
これらは現在のIT業界で需要が高く、習得しておくことで就職活動がぐっと有利になります。
訓練カリキュラム例
職業訓練のプログラミングコースでは、最新の技術に即したカリキュラムが組まれており、企業が求めるスキルを効率的に身につけることができます。
一般的なカリキュラム内容は以下のとおりです。
- プログラミング言語の習得: PythonやJavaなど、現在のIT業界で需要の高い言語を基礎から学びます。
- Web開発技術: HTML、CSS、JavaScriptを用いたWebサイトやWebアプリケーションの開発手法を学びます。
- データベース技術: SQLを使用したデータベースの設計・操作方法を習得し、効率的なデータ管理のスキルを身につけます。
- ソフトウェア開発手法: ソフトウェアの構造設計や、基本設計書に基づいた開発プロセスを学び、実践的な開発能力を養います。
- ネットワーク基礎: TCP/IPを用いたネットワーク構築技術を学び、システム開発に必要なネットワークの知識を深めます。
- チーム開発演習: 実際の開発現場を想定したチーム開発を経験し、協調性やプロジェクト管理能力を高めます。
これらのカリキュラムを通じて、未経験者でも実務に直結するスキルを習得でき、就職活動において有利に働くでしょう。
各訓練校やコースによって内容は異なる場合がありますので、詳細はお近くのハローワークや訓練校にお問い合わせください。
民間のプログラムスクールとの違い
職業訓練のプログラミングコースとプログラミングスクールの違いについて、以下の観点から解説します。
職業訓練で学ぶプログラミングのレベル
職業訓練校では、未経験者を対象に基礎的なプログラミングスキルを習得するカリキュラムが提供されます。
具体的には、PythonやJavaなどのプログラミング言語、HTML、CSS、JavaScriptといったWeb開発技術、データベースの基礎などが含まれます。
これらは、IT業界での初歩的な業務に対応できるレベルを目指しています。
職業訓練のプログラミングコースは即戦力となるのか?
職業訓練の目的は、未経験者がIT業界への就職を目指すための基礎力を養うことです。
そのため、即戦力としてのスキルを完全に身につけるには、訓練後の自主学習や実務経験が必要となる場合が多いです。
一方、プログラミングスクールでは、実務に直結したカリキュラムを提供し、短期間で即戦力となるスキルを習得できることを売りにしているところもあります。
プログラミングスクール・職業訓練の比較
以下に、プログラミングスクールと職業訓練の主な違いをまとめます。
項目 | プログラミングスクール | 職業訓練コース |
---|---|---|
費用 | 受講料は一般的に20万~100万円程度と高額。分割払いや教育ローンを利用できる場合も多い。 | 受講料は無料。ただしテキスト代や専用ソフトウェアの購入費(数千円~1万円程度)は自己負担。 |
カリキュラム | 最新のプログラミング技術(例: Python、JavaScript、AI開発など)や、実践的なプロジェクトが中心。 | 基礎から応用まで幅広く学ぶ内容が多く、プログラミング言語(例: Java、C言語)や資格取得を目指す内容が中心。 |
学習期間 | 短期間集中型で、数週間~6ヶ月程度。週5日フルタイムや夜間・土日のクラスもある。 | 3~6ヶ月が一般的。平日中心の授業が多いが、eラーニングを活用した自宅学習が可能なコースもあり、柔軟な学びができる。 |
就職支援 | 学習中心のサポートがメインで、ポートフォリオ作成やスキル強化を優先。独自の企業ネットワークを活かした紹介は限定的。 | ハローワークや地域の雇用支援センターと連携し、面接対策や企業見学、職場体験などをサポート。就職率のデータを公開している場合も多い。 |
対象者 | 初心者から経験者まで幅広い層が対象。費用負担が可能で、短期間でスキルアップを目指す人向け。 | 初心者レベルからスタートできるため、プログラミング未経験者でも安心。特に失業者や転職希望者が対象。 |
学習目標 | プロジェクトベースで即戦力として働けるスキルを身につけること。ポートフォリオの完成を目指す。 | 基本的なプログラミングスキルを習得し、資格取得や未経験でも応募可能な求人に対応できるスキルを身につけること |