
この記事は以下のような方におすすめです。
- 職業訓練を受けられる条件が知りたい
- 失敗しない職業訓練の受け方を知りたい
- 職業訓練を受けるか早く再就職するか正しい判断をしたい
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関連記事:迷わない選択のために─訓練と就職、あなたに合う道は?
訓練か就職かで迷っている方へ。
制度の違いや併用方法をわかりやすく解説し、自分に合う道を判断できるチェックポイントもご紹介しています。
職業訓練はスキル向上と再就職を望む人にとって魅力満載の制度です。
しかし職業訓練を受ける場合は、まず自分がどの職業訓練を受けられるかを理解したする必要があります。
- 退職日
- 失業保険の手続きのタイミング
- 職業訓練コースの開講時期
これらのタイミングをうまく合わせることで、自分の受けたい訓練コースの申込みができたり経済的なメリットを受けながら受講することができるようになります。
この記事を読み進めることで、具体的な職業訓練の申込みから受講までの流れを知ることができます。
さらに職業訓練に合格するための戦略的な取り組みが分かります。
◉【迷いが消える!】訓練と就職を両立する二刀流キャリア戦略
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訓練か就職か?もう悩む必要はありません。
スキルアップと内定獲得を同時に目指す具体的な併用ノウハウを徹底解説。
訓練か就職かで迷っている方へ。
この記事では、他には掲載されていないオリジナルな情報を詰め込みましたので参考になれば幸いです。
※ここでは、雇用保険(基本手当)を分かりやすく失業保険と表記しています。
職業訓練|その魅力とは?
まず簡単に職業訓練の魅力に触れておきます。
- 授業料無料
- 失業保険がない方にも給付金を支給
- 訓練に集中できる環境
- 託児所あり
- 再就職支援もセット
- 資格+スキルアップで未経験職種に再就職
- 学歴アップが可能
- 励まし合える仲間ができる
職業訓練を受けられる条件とは?
基本的な受講条件
まず職業訓練を受けるにあたって前職の雇用形態は問われません。
つまり正社員であった方はもちろん、派遣社員、契約社員、パート、アルバイト、フリーター、専業主婦だった人、そもそも働いたことがないって人でも受講可能です。
訓練コースの分野がまったく未経験者でも構いません。(ただし一部のパソコン訓練コースでは、基本的なパソコンスキルが必要だったり2年間の短大コースでは高卒以上の学歴が必要な場合があります)
また、年齢制限は一部を除き基本的にありませんし性別もほぼ不問。
自分の住む都道府県をまたぐ応募だって大丈夫です。
つまり、大半の人は希望すれば職業訓練を受けることができるってことです!
これらを前提にして、下記の条件に該当する必要があります。
- 就職の意思がある
- 就職できる状態にある(怪我・病気などで働けない状態だとダメです)
- 1年以内に職業訓練を受けていない
ただしここに挙げてあるのはあくまで基本的な場合です。
実際には受講申込みできるかどうかは色々なケースに合わせてとても細かく規定されています。
以下で代表的なポイントを説明していきましょう。

公共職業訓練と求職者支援訓練|それぞれの対象者
職業訓練には2つの制度があります
職業訓練は大きく分けて、公共職業訓練と求職者支援訓練の2つの制度に分かれています。
どちらも厚生労働省の公的サービスで、就職に役立つ知識やスキルを無料または低額で習得できる点は変わりありませんが、対象となる求職者の状況や支援内容に違いがあります。
公共職業訓練の主な受講対象者
公共職業訓練は、主に失業保険(雇用保険)を受給している求職者の方を対象としています。
この訓練は、就職に必要な技能や知識を習得し、安定した仕事への再就職を支援するために実施されています。
受講料は原則無料で、一定の条件に応じて受講手当や通所手当が支給される場合もあります。
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)
厚生労働省HPより
求職者支援訓練の主な受講対象者
求職者支援訓練は、失業保険を受給できない方を中心にサポートするための制度です。
主な対象は以下のような方々です。
求職者支援訓練も無料で受講でき、訓練受講中に職業訓練受講給付金(最大月10万円+交通費など)が支給されるケースもあります。
ただし誤解されやすい点として、実は失業保険を受給している方もこの求職者支援訓練を受けることは可能です。
求職者支援制度のご案内
厚生労働省HPより
このように、公共職業訓練と求職者支援訓練の主な受講対象者は「失業保険の受給の有無」を基準に分かれていますが、両方の制度で幅広い求職者の就職支援が行われています。
それぞれの状況に応じて最適な制度を選択し、スキルアップや再就職に役立てることができます。

要するに、失業保険をもらえる、もらえないにかかわらず、公共職業訓練・求職者支援訓練どちらも受けられるってことですね!
失業保険と職業訓練の関係
失業保険をもらえる場合は、以下のメリットを受けることができます。
- 失業保険の受給期間の延長
- 交通費の支給
- 給付制限の解除
- 受講手当の支給
この中でも、特に失業保険の受給期間の延長はとても大きなメリットです。
自分のもらえる失業保険の給付日数に関係なく、職業訓練が終了する最後の日まで失業保険をもらい続けることができます!
経済的なメリットの詳しくは、こちら↓
魅力いっぱいの職業訓練だがメリットとデメリットを見極めよう!
これらの経済的な支援はハローワークの職業訓練を受ける上でとても大きなメリットです。
このメリットを受けられないと職業訓練を経済的に続けられない方も多いはずで、とても重要なチェックポイントです。

ではこの経済的な支援を受けるためにはどうすればよいのでしょうか?
経済的な支援を受けられる条件とは?
訓練開始の前日の時点で失業保険の残日数が一定数残っていることが必要です。
たとえば訓練開始日の前日に失業保険をすべてもらいきっている場合はこのメリットが受けられません。
この経済的メリットを受けて訓練を受講することを受講指示といいます。
詳しくはこちら⇒職業訓練を【受講指示】で受ける条件と5つのメリットを徹底解説
さっくり言いますと、受講指示とは、
・訓練が終了するまで失業保険の日数に関係なく最後まで失業保険の受給が延長される
・交通費が支給される
・失業保険の額にプラスして2万円が追加給付される
など、メリットがいっぱいの制度です。
受講指示でないと訓練受講中は収入が途絶えてしまうので、生活面から職業訓練の受講を断念せざるを得ないことも多いです。
できるだけ経済的なメリットを受けられるようにしっかりと計画を立てて進めていきましょう。
次に、退職理由によって、失業保険の手続きをしてもしばらくは給付金がもらえないという「給付制限」というものがありますが、この給付制限があるかないかでも受講指示でいけるかどうかの条件も変わってきます。
会社を自己都合で退職した場合、
雇用保険(基本手当)の受給手続日から原則として7日経過した日の翌日から、1か月の間(令和7年4月以降の退職から)雇用保険(基本手当)を受給できない期間があり、これを「給付制限」といいます。
ただし自己都合でも給付制限がかからない場合があります。
それが退職理由が特定理由離職者とみなされた場合です。
「特定理由離職者」とは、
「特定受給資格者以外の者であって、期間の定めのある労働契約が更新されなかったことその他やむを得ない理由により離職した者」のことをいいます。

「やむを得ず辞めなければならなかった場合は、自己都合扱いになるけど、給付制限というペナルティはないですよ」ということです。自己都合=「給付制限有り」ではないということですね。
これから失業保険の手続きを進める予定の方は給付制限の有無をハローワークでしっかりと確認しておきましょう。
そして受けたい職業訓練の開講日に合わせてどのタイミングで失業保険の手続きをするか見極めることが必要です。
ちなみに失業保険をもらえない人が職業訓練受講中に月10万円と交通費がもらえるハローワークの給付金として、職業訓練受講給付金があります。
この給付金は、失業保険をもらえない方を対象とした給付金なので失業保険受給中はもらえません。
詳しくはこちら⇒ 職業訓練受講給付金をわかりやすく解説

失業保険(基本手当)と職業訓練受講給付金(月10万円)の両方はもらえません。
たとえ失業保険の額が10万円より少なくても失業保険が優先されるため、たとえ失業保険より職業訓練受講給付金の金額のほうが多くても職業訓練受講給付金を選ぶことはできません。
職業訓練受講までの流れ
職業訓練を受けるまでの流れは以下のとおりです。
- 職業訓練コースを調べる
- ハローワークで求職申込み
- 管轄ハローワークで職業訓練相談
- 希望する職業訓練コースに申し込む
- 面接・筆記試験等を受験
- 合格したらハローワークで入校手続き(受講あっせん)
- 職業訓練受講開始!
職業訓練コースを調べる
まず、自分が受けたい分野の訓練コースがあるかどうか下調べします。
訓練コースの調べ方としては主に以下の3つの方法があります。
ハローワークで求職申込み
「求職申込み」とは自分の氏名や住所、希望の仕事や働く条件などの求職情報をハローワークに登録することです。
この求職申込みをして求職情報の登録を済ませておかないと職業訓練の相談すらできません。
もちろん職業訓練の申込みもできません。
求職申込みは自分の住所地を管轄するハローワーク以外のハローワーク(たとえば勤務先近郊のハローワーク)でもできますが管轄ハローワークで求職登録すれば続けて職業訓練相談もできます。特に持参するものはありません。
また、求職登録はインターネットで事前にオンライン登録ができます。
本登録するにはハローワークに行って窓口で本登録をする必要があります。

ハローワークに行く前に、事前にオンライン登録しておけば基本情報はすでに登録されているので、ハローワークに行ってから求職申込みの手続きを一から行なうよりも、はるかに求職登録から職業訓練相談までがスムーズに進みます。
求職申込みの具体的な手続きの仕方はこちらのハローワークのサイトから
また自分の管轄ハローワークはこちらから調べることができます。
なお、ハローワークによっては職業訓練相談は予約制になっている場合もあるようです。
事前に管轄ハローワークに電話して予約が必要かどうか確認しておくと安心です。
管轄ハローワークで職業訓練相談
ハローワークでの職業訓練相談は早ければ早いほど良いです。
申込みした日が早いか遅いかは合否に何の影響もありませんが、締切直前ですと応募書類を用意できず間に合わないことがあります。
失業保険を受給中またはこれから手続き予定の場合
失業保険を受給中の方
現在失業保険を受給している方は、まずハローワークで「職業訓練の相談」をすることから始めましょう。
職業訓練は、開講の約2か月前から募集が始まり、半月前に締め切られるケースが多いです。
また、「受講指示」という制度を利用すると、訓練期間中も失業保険を受け取りながら受講でき、さらに交通費や受講手当などの経済的支援も受けられます。
ただし、受講指示で訓練を受けるためには失業保険の残日数が一定以上残っていることが条件です。
この残日数が足りないと、せっかく希望するコースがあっても受講指示を受けられず、経済的メリットなしで受講しなければならないケースも少なくありません。
受講指示を受けられるかどうかで、負担や安心感は大きく変わります。
だからこそ、「この訓練を受けたい!」と思ったときではなく、できるだけ早い段階でハローワークに相談し、受講可能なタイミングを確認することがとても重要です。
一方、
などから、もし希望する職業訓練が受講指示で受けられないときは、職業訓練受講給付金(月10万円+交通費)をもらえる条件に該当するかどうかを確認します。
これから失業保険の手続きをする予定の方
まず退職したら失業保険がもらえるかどうかを確認します。
職業訓練の募集開始は、1ヶ月前くらいに募集を締め切ることが多いです。
ですから、早め早めに行動して受講指示で受講できるよう悔いを残さないにしたいところです。
失業保険の手続き前で在職中であったとしてもハローワークで職業訓練相談はできます。
失業保険をもらえるかどうかの大まかな基準としては、
となります。
なお、退職日が職業訓練開始日に近い場合、訓練に申し込みができる条件をハローワークで確認しておきましょう。
なぜなら、職業訓練を申し込む場合に、まだ在職中だと申込みを受け付けてくれないハローワークもあるからです。
職業訓練申込みの時点で、すでに退職か退職が確定している、あるいは職業訓練開始日より2週間以上前に退職していないといけないなど、受講申し込みできる要件が、管轄ハローワークによって違う場合があるようです。
- Q受講指示を受けるために必要な失業保険の残日数が足りなくならないようにするために、失業保険の認定を受けない、アルバイトをして支給残日数を増やすことは問題ありませんか?
- A
どちらの方法も管轄のハローワークが判断する領域になるので、「確実に使えるな方法ではない」ということをまず前置きしておきます。
特に、認定日に手続きをしないという方法は使えない可能性が高いでしょう。詳しくは職業訓練を【受講指示】で受ける条件と5つのメリットを徹底解説を参考にしてください。
失業保険をもらえない方
公共職業訓練、求職者支援訓練のなかで受けてみたい訓練コースの候補を探してみましょう。
次に職業訓練受講給付金をもらえる可能性があるかどうかをハローワークで確認します。
まれに失業保険に入る働き方(週20時間以上の勤務)をしていたのに会社が手続きしていなかった、
なんてケースもありますから、失業保険の加入状況などもハローワークで確認しておきたいところです。
※職業訓練受講給付金とは、失業保険をもらえない方向けの給付金です。
月10万円の給付金と訓練校までの交通費が支給されるものです。
詳しくは、こちらで解説しています。
職業訓練受講給付金をわかりやすく解説|条件や手続きの流れは?
| 管轄ハローワークで職業訓練相談をする際のポイントと流れ | |
|---|---|
| 早めの相談が成功の鍵 |
・申込み期限間際では応募書類の準備が間に合わないリスクがあります。 ・原則、申込み前に3回以上の職業訓練相談が必要な場合もあるため、焦らず早めに相談を。 ・職業訓練相談は予約制のハローワークもあるので事前確認を忘れずに。 |
| 失業保険受給中の方向けのポイント |
・訓練は開講約2ヶ月前に募集開始、約1ヶ月前に締切られます。 ・「受講指示」を受けると失業保険を受け取りながら受講可能。交通費や受講手当も支給されます。 ・ただし失業保険の残日数が不足すると制度利用が難しくなるため早期相談が必須です。 |
| これから失業保険手続き予定の方向けのポイント |
・退職日を踏まえ、早めに失業保険の申請準備と訓練申込みを。 ・雇用保険加入期間の条件を確認し、手続き前でも相談可能。 ・職業訓練の申込み条件はハローワークごとに異なるため、退職日と申込み時期を調整しましょう。 |
| 失業保険をもらえない方へのサポート |
・公共職業訓練や求職者支援訓練のコースを検索し、受講候補を決定。 ・職業訓練受講給付金(月最大10万円+交通費)の可能性をハローワークで要確認。 ・失業保険加入履歴や手続き漏れもチェックし、必要なら給付金サポートを受けましょう。 |
| ※地域やハローワークによって制度の運用や詳細は異なります。必ずお住まいの管轄機関にご相談ください。 | |
ハローワークが受講の必要性を認める
ハローワークでは職業訓練相談の中で、その求職者がはたして職業訓練を受講することが必要かどうかを判断します。
職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めて初めて訓練受講ができます。
これを「受講あっせん」といいます。
ハローワークで、職業訓練を受ける必要性がないと判断されてしまうと訓練の申込み自体ができません。
例えば、以下のような例はアウトとなる可能性があります。
このように、職業訓練を受けられるかどうかの第一関門は、
ハローワークが訓練受講の必要性を感じるかどうかの判断にかかってきます。

ハローワークが、
「あなたが職業訓練を受けることを認める」というお墨付きが必要ということですね。
したがってハローワーク相談員との面談では、
こうした職業訓練を希望する理由をある程度明確にできるとよいでしょう。
またそのための準備を事前にしておくことも必要になってきます。

うまく説明できるとても不安です

「職業訓練を受けて資格取得やスキルアップをして再就職につなげたいという思い」を説明しましょう。
また、その訓練コースを選んだ理由を具体的に説明できるとより良いでしょう。
希望する職業訓練コースに申し込む
職業訓練相談を経てハローワークに応募書類を提出します。
公共職業訓練の場合は応募書類をハローワークに提出すればハローワーク側で書類送付などの手続きが進みます。
求職者支援訓練の場合は、ハローワークに応募書類を提出すると必要な受講申込書が発行され応募者に手渡されます。
それを応募者が応募締切日までに必着で訓練校に郵送する必要があります。
なお、応募書類は求職者支援訓練は統一様式になっていますが、公共職業訓練は統一されておらず訓練校によって違ってきます。
その後は、
- 面接・筆記試験を受ける
- 合格したらハローワークで入校手続き
- 職業訓練受講開始
といった流れになります。
職業訓練の選考会で合格するために
ハローワークから受講あっせんの必要性を認めてもらったとして、次の関門は訓練校の選考会です。
選考会は応募者数が募集定員に足りなくても必ず実施されますし、募集定員に足りなくても必ず合格するとは限りません。
選考会の多くで面接と筆記試験が行われますが、面接のみの場合もあります。
筆記試験対策
筆記試験は簡易な基礎学力を問う事が多いのですが訓練校によって出題内容は異なりますので、どのような問題が出るかは一概に言えません。
学力テストの代わりに作文を課す場合もあります。
学力テストは簡単な出題が多い上、訓練校によって出題内容が異なり出題傾向の情報も少ないため、筆記試験対策をどうすればよいかわからないという面があります。
そこで、就職試験でよく出題されるSPI用の問題集を解くのも一つの方法かもしれません。
また筆記試験よりは面接対策に力を入れたほうがよいという意見もあります。

まずは面接対策を優先したほうがよいかもです。
参考までにポリテクセンターの出題例を掲載します。
筆記問題の参考例 (解答)
ポリテクセンター山形より引用
面接対策|求職活動実績について
面接は1人10分程度で実施することが多いようです。基本は受験生1人に対して複数の面接官が対応します。
選考では筆記試験より面接の評価がかなり重要視されるといわれています。
訓練受講にあたり訓練コースを志望した理由や勉強を続ける意欲、早期の再就職の意欲、などが問われることが多いようです。

面接においては、特に就職者支援訓練で「これまでの求職活動実績」について質問があります。
その対策として以下の点を提案しますのでご検討ください。
訓練校の説明会への参加
訓練校では施設説明会や施設見学会を必ず用意しています。
訓練校の担当者の説明が直接聞けますので、チラシではわからない訓練コースの情報を知ることができます。
参加しないからといって合否で不利になることはありませんが、説明会で得た情報は面接に必ず活かせるはずです。
訓練応募締切直前の時期にはすでに説明会が終了していることもあるかもしれませんができるだけ参加しておきましょう。
参加できないときは疑問点を電話で聞いてみることもできます。
また、面接での受け答え事例を、退職理由を上手に伝える5つのポイントで解説しています。
オンライン求人サイトの活用
複数の求人サイトに登録することで、多様な就職機会にアクセスできます。
以下のサイトがおすすめです。
ハローワークインターネットサービス
※ハローワーク求人が見れるハローワーク公式の公的サイトです。

ハローワークで職業訓練の相談、受講申込をするためにはハローワークに求職登録が必要です。
事前に準備しておかないと、ハローワークに行ってから「求職申込書」に記入して受付に提出しないといけません。
これにはかなりの時間がかかりますから、求職登録がまだしていない場合は、こちらのハローワークのサイトから求職情報登録を済ませておきましょう。
ちなみに、ハローワークが公式に提供しているアプリは一切存在しません。
現在ネットなどで目にする「ハローワーク」を名乗るアプリは、すべて公式のものではなく、ハローワークの求人データを無断で二次利用し転載しているに過ぎません。

こうした非公式アプリは内容や信頼性にも問題がある可能性が高く、利用するメリットはほとんどありません。
◉面接や筆記試験の不安を感じる方は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:選考突破の本質を掴む!体系的メソッドで差をつける
選考合格に必要なポイントを体系的に解説。
申込書・面接・筆記の本質を理解し、確実に差をつけるメソッドを今すぐ学びましょう。
職業訓練を受ける Q&A
- Q職業訓練は何回受けられるか?
- A
職業訓練に受講回数の上限制限はありません。
人によっては通算して3回、4回と職業訓練受講歴がある人もいます。ただし、原則として連続して受講することはできません。
一度受講した後は、原則として1年間の間隔を空ける必要があります。
このため、訓練コースの選択は慎重に行う必要があります。
たむ仙人例外として、
求職者支援訓練の基礎コースを受講した場合には、
期間を空けず連続して実践コースを受講できる
という特例があります。
ただし、求職者支援訓練の多くは実践コースであるため、基礎コースはあまり数がなく、基礎コース→実践コースというケースはあまりありません。
まさに例外的なケースといえるでしょう。ちなみに、いったん職業訓練を受けると6年間は間隔を空けないと訓練が受けられないというネット情報が多くあるようですが、それは明らかな間違いです!
6年間の間隔を空ける必要があるのは、失業保険がもらえない方向けの「職業訓練受講給付金」の支給要件ですから、職業訓練の連続受講の期間とは全く関係ない話しです。
- Q働きながら職業訓練を受けることができるのか?
- A
週20時間以上働きながら同時に職業訓練を受けることはできません。
それは週20時間以上で働くと雇用保険に入る働き方となり、雇用保険に加入している人(これを雇用保険の被保険者といいます)は職業訓練を受けられないという厳密なルールがあるからです。
逆に週20時間未満なら働きながら訓練を受けることは可能です。
ただし管轄のハローワークによっては職業訓練受講中のアルバイトは不可と言われる可能性がありますので事前に確認しておきましょう。
なお職業訓練受講中に働く場合は、失業保険が減額されたり職業訓練受講給付金がもらえなくなったりします。
ハローワークの給付金をもらいながら受講する方は注意が必要です。
詳しくは、職業訓練受講給付金をわかりやすく解説|条件や手続きの流れは?で解説しています。
- Q職業訓練終了後まで必ず受講しないといけないのか?
- A
職業訓練は再就職を支援するための制度ですから、訓練受講途中で就職が決まって途中退校することはまったく問題ありません。
ちなみに、訓練コースの多くは資格取得を目指す場合が多いこともあり、大半の受講生は最後まで受講されます。
- Q職業訓練の受講申込みをした後で応募を辞退できるか?
- A
辞退できるかできないかといったらできないことはありませんが「別に魅力的な訓練コースを見つけたので応募した訓練コースは辞退したい」ということは基本的にNGです。
一方、職業訓練の受講申込みをしながら平行して就職活動を進めることはかまいませんし、その結果、採用が決まって職業訓練は辞退するということも問題ありません。
ただしハローワークによっては違う判断になる場合もありますので、管轄ハローワークの職業訓練相談員にしっかり確認しておくとよいでしょう。
◉いよいよ合格へ一歩踏み出す時。無料サポートツールで履歴書や志望動機をサクッと整えて、面接準備も万全に。最短で合格を手に入れたい方はこちら!
関連記事:次のステップへ──行動の証拠で合格率を劇的に上げる方法
いよいよ合格準備の最終段階。
訓練選考で重視されるのは「知識」より「行動の証拠」。
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まとめ
最後に。職業訓練を受けるということと失業保険には密接の関係があります。
退職時期や失業保険の手続き時期などを計画的に準備することで悔いなく職業訓練を受けることができます。
逆に訓練を受けると決めたなら、知っておきたい情報が職業訓練と失業保険の関連性です。
悔いを残さないよう、事前に情報収集しておきましょう。⏬️

